すべての命を育んでくれる自然と、自分を世話してくれる家族や周りの人たちに「ありがとう」と、すなおに感謝できる子。自然の中で自ら遊び方を考え、工夫し、お友だちちと協力し、体験をより深めていく子。宝珠保育園では、お米づくりや野菜づくり、豊かな環境での自然体験を通じ、命への感謝と思いやりの心を育み、自主性と協調性、創造性と意欲を養っていきます。
保育目標
恵まれた自然環境を生かし、お米や野菜を育て、生きものを飼い、身近な自然とふれあう毎日。
森や川、田んぼや畑での体験学習や、自分たちが育てた野菜を使った給食を通じて、命は決して自分ひとりのものではないこと、多くの命に支えられて生きていることに気づき、命のがどれほど尊いのかを学んでいきます。
そして、自分の命が大切にされていると気づくことで、お友だちやほかの人の命を大切にしたり、生きものの命を尊ぶことができるようになります。
宝珠保育園では、何よりも命を大切にし、他人も自分も大切にできる心を育くんでいきます。
宝珠保育園では、一番かっこいい人はどんな人?をみんなで考えます。
つよい人? はやい人? なんでもできる人?
すると子どもたちはこう答えます。
ひとにやさしい人。困っている人を助ける人。お友だちにゆずれる人。
相手がよろこびは、自分のよろこび。相手がうれしいと、自分もうれしい。
これが、宝珠保育園の考え方です。
主体性とは、表面的に行動を起こすことではなく、幼児なりの興味や関心、願いや期待など、内面的な動機からものごとに取り組む姿勢を持つことです。
宝珠保育園では、「こうしなさい」「これはこうですよ」ではなく、「やってみよう」「なんだろう」を大切にしています。
園児の気持ちや意欲を受け止め、したいことや感じたことを言葉やかたちで表現できるよう導き、いっしょに試したり工夫をしていきます。
そうした中で子どもたちは、気づきや発見、よろこびの成功体験を重ねていきます。