保育と教育

先生の紹介

宝珠保育園|先生の紹介|日光市の保育園|一園一家みんなみんなつながっているよ

宝珠保育園の先生たち

宝珠保育園では、命を大切にできる子ども、感謝と思いやりのある子ども、感動したことや自分の思いを素直に表現できる子どもに育ってもらいたいと願っています。

そのため私たち職員も、子どもたちの見本になることを心がけ、草花や生きものを大切にし、自分の気持ちを言葉であらわすよう心がけています。

先生インタビュー

うさぎ組(年少クラス)
加藤 あゆみ 先生

宝珠保育園での生活を通して、子どもたちに身につけてほしいことは?

宝珠保育園では、命の大切に思う心を育んでほしいとの想いから、田んぼや畑での菜園活動を行っています。 種を蒔いて、やがて地面から小さな芽が顔を出します。
その芽が大きな実に育つまで、水やりをしたり、草取りを したり、愛情を込めて世話をすることで、子どもたちは野 菜にも自分と同じ命があることを知り、食べることは命を いただくことであると学んでいきます。
すると園児たちは、こちらから言わなくても、むやみに花 を摘んだり、枝を折ったりせず、生きものが自然のままに あることを大切にする子に成長していきます。

元気よくあいさつや返事をしたり、ありがとうやごめんな さいの気持ちを言葉にすることも大切です。
じっさいに私たちがやってみせることで、子どもたちも言 葉で気持ちを表せるようになります。

はじめのうちは、あいさつを恥ずかしがっていた園児が、やがて大きな声で自分から「おはようございます」とあいさつをする姿を見ると、子どもの成長を実感して我が事のようにうれしくなります。

保育活動において、大切にしていることを教えてください。

子どもたちにとって、長い時間を過ごす保育園はもうひとつの家庭のようなもの。
自宅と保育園では、子どもたちの様子も違っていることが多いので、保護者の方とのコミュニケーションも大切にし ています。
子どもに何かを乗り越えるステップに差し掛かっている時など、保護者さんとその課題を共有し、ご自宅と園の両方で課題に取り組んでいきます。
園と家庭の生活がつながり、少しずつ「できた!」が増えていくと、子どもたちに自信がつきいて個性や才能を充分 に伸ばしていけるようになります。

小学校入学前の数年間は、子どもたちが日に日に目に見えるように成長していく、とても大切な時期です。
この数年間、愛され尊重され、お友だちと助け合って、発達に応じた経験を積み重ね、心身ともに健やかな成長ができるように、と考えています。

子どもたちと触れ合う中で気をつけていることは なんですか?

子どもたちの年齢、季節や天候などに合わせたカリキュラ ムづくりを心がけています。
気候が良い時期なら散歩にでかけたり、雨の日ならば園舎でおやつづくりを楽しんだり。
年中さん年長さんのクラスでは、お祭ごっこやお店やさんごっこを通じて、社会を疑似経験してみたり。
安全で楽しく、実り多い園生活となるよう心がけ、月々の活動内容を考えています。

また、自分の感情を表すことが苦手な子や、おとなしい子、まだ会話のできない小さな子もいるので、一人ひとり の小さな変化を見逃さないよう常に気をつけています。
「ちょっといつもと雰囲気がちがうな」と感じたら、さりげなく声をかけて、その子の心を汲み取ったり、お迎えの際に保護者さんにもお話をうかがったりして、一人ひとりに合った対応を考えていきます。

どのような時に、子どもたちの成長を感じますか?

子どもとのふとした日常の会話の中で成長を実感します。
遊びのこと、おうちのこと、楽しかったことなどを上手にお話してくれたり、私たちを笑わせてくれたり。
子どもと喜びやうれしさを共感し合い、一緒に笑い合えた 時は「あの小さかった子が、こんなに立派に話せるように なった!」と、心の中で大拍手を送っています。

自分から話し出せない子どもには、こちらから「話を聞かせて」と声をかけるようにしています。
「話を聞いてほしい」という気持ちは、子どもだって同じです。
ですから、子どもたちの話をうれしそうに聞いてあげると「もっともっと話したい!」と感じるようで、どんどん積極的におしゃべりして、私たちを楽しませてくれます。

宝珠保育園には0~1歳児から入園してくる子が多いので、一人ひとりが成長していく姿をみると、とても感激します。
小さい時は恥ずかしがり屋さんだった子が、いつの間にか あいさつや返事をしていたり、それまでできなかった身の回りのことを、自分一人でできるようになったり。

中でも特にうれしいのは「優しい子に育ってくれた!」と感じた時です。
自分が小さかった時にしてもらったように、年下の子の面 倒をみてあげたり、困っているお友だちがいたら手伝ってあげたり、クラスや年齢を越えてみんなで一緒に遊びの輪 を広げたり。
そんな場面を目の当たりにすると「お兄さん、お姉さんになったんだねぇ」って、しみじみするものです。

子どもたちと触れ合っていると、生まれてからまだ数年ほどしかの小さな体で、本当にいろいろなことを考え、日々新しい体験を重ねているんだなぁと感じます。

みんなにかけがえのない毎日を過ごしてもらえるよう、一人ひとりの思いに寄り添い、成長を見守りながら、私たちにできることを全力でやっていきたいと思っています。